皆様こんにちはメカニックの藤田です。
梅雨に入り雨が続いておりやっと晴れたと思ったら、次の日はまた雨と言うことが多く、心までジメジメしそうです。
お客様も雨の日など通勤でお車を運転される場合、十分にお気を付けて運転して下さい。
さて皆様ご承知の事と思いますがエンジンには大きく分けてガソリンとディーゼルがあります。
ガソリンエンジンにはその名の通り、ガソリン(ハイオク)を入れます。
ディーゼルエンジンには必ず軽油を入れなければなりません。
ガソリンと軽油の違いですが、ガソリンはスパークプラグで着火するのに対して軽油は燃料を圧縮して着火します。
もし間違えてディーゼル車に軽油ではなくガソリンを入れてしまったらどうなるのか?
供給直後は噴射系やタンク残量の燃料である程度走行できます。しかし、間違って入れた燃料割合が増えてくると、着火特性などの違いによって、激しいノックや不完全燃焼により白煙が発生します。噴射燃料量も適正でないので燃焼が不安定になり、最終的にはエンジンは停止します。
さらには軽油のもつ潤滑機能がなくなるので、噴射ポンプなど噴射システムが焼き付く可能性があります。
そうなってしまうとエンジンを交換しなくてはなりません・・・。
もし給油している段階で間違いに気付いた場合には、エンジンさえ掛けなければ大丈夫です。
その場合にはエンジンをかけずレッカー車などでお車を持ち込み頂ければ工場内で燃料の抜き取りを実施しフューエルラインを洗浄し作業終了になります。
最近ではガソリンスタンドがセルフスタンドのタイプが増えており、お客様が直接車両に給油する機会が増えましたのでお間違えの無いようお願いします。
※給油口の蓋を開閉すると、蓋の裏に燃料の種類が書いてあるステッカーが貼ってあります。
この写真のように無鉛プレミアムのステッカーが貼ってあれば、ガソリン(ハイオク)を給油してください。
ディーゼル車にはこの様に軽油ステッカー又はDIESEL(ディーゼル)ステッカーが貼ってあるので、その場合は軽油を給油してください。よろしくお願いいたします。